動物領域
Animals動物領域
生と死の法則を理解し、
生命と地球が共生する未来、人類が
生物学的制約を超える未来を創造する
生命は約40億年という悠久の歴史を紡いできました。しかし、個の生命に着目すれば、その生涯はあまりに短く、限られたものです。それでもなお、なぜ生命は死を内包しながら、限られた時間を精一杯生きようとするのでしょうか。この根源的な問いに迫るため、私たちは野生に生きる多種多様な動物たちの個性と行動に光を当てます。
私たちは「ティンバーゲンの4つの問い」を手がかりに、動物の「生きようとする行動」を多層的に理解し、その背後にある生と死の法則性を解き明かします。自然界が隠し持つこれらのルールを理解することは、生命と地球の共生を再定義するだけでなく、人類が生物学的制約を深く認識したうえで、その先にある新たな未来を創造するための礎となります。
領域の概要
- 海の動物グループ
- ~海洋環境と動物の応答解析から
生命の誕生と進化多様性に迫る~
谷口 俊介(生命環境系・教授) 
- 節足動物グループ
- ~環境変動に対する動物の
形態・生態・行動の理解を通じて
農業・生態系サービス・バイオ技術への
道筋を見出す~
横井 智之(生命環境系・准教授) 
- 脊椎動物グループ
- ~環境変動に対する動物の行動原理と生存戦略の
理解を革新的医療・食料生産・工学技術に展開する~
千葉 親文(生命環境系・教授) -


ティンバーゲンの4つの問い
行動生物学者ニコ・ティンバーゲンが提唱した生物の現象を理解するために必要な4つの視点のこと。すなわち、それらの反応や行動がどのような仕組みで生じるのか(How:至近要因)、いつ、どのような発達過程を経て形成されるのか(When:発達要因)、それが個体にとってどのような意味や機能をもつのか(What:適応要因)、なぜその行動が進化の過程で選び取られてきたのか(Why:進化要因)という4つの問い。
Nikolaas Tinbergen, On aims and methods of Ethology. Zeitschrift für Tierpsychologie 20(4),410-433, 1963.
メンバー教員
プロジェクトごとサブグループ
(サブG)を編成して研究を展開
- 海の動物グループ
- 生命環境系谷口 俊介、櫻井 啓輔、笹倉 靖徳、
鈴木 大地、露木 葵唯、中野 裕昭、
Ben Harvey、守野 孔明、和田 洋
- 節足動物グループ
- 生命環境系横井 智之、大橋 一晴、藏満 司夢、
櫻井 啓輔、佐藤 幸恵、澤村 京一、
竹中 將起、
出川 洋介、藤田 麻里、
古川 誠一、増本 翔太、松山 茂、八畑 謙介
生存ダイナミクス研究センター島田 裕子、丹羽 隆介、賴本 隼汰
人間系山本 容子
- 脊椎動物グループ
- 生命環境系上條 隆志、竹中 將起、津田 吉晃、本多 正尚
芸術系澤田 聖人
システム情報系合原一究、新里高行
- イモリ×哺乳類サブG
- 生命環境系千葉親文、Martin Miguel Casco-Robles、
櫻井 啓輔、志賀 翔太、丸尾 文昭、
八畑 謙介
医学医療系福田 慎一、藤田 諒
附属病院田崎 邦治